詠美さんフリークがやめられない




 今更ですが…とっても好きです。はまり過ぎて、同じ香水など(当時、プアゾンを使ってるって書いてあって早速、買いに行った…)使って額に雑誌から切り取った写真まで飾ってたアホ・ファンです…。
本ページに書いた事情(?)で「アニマル・ロジック」以降は、あまり読めてないのです!哀しい…。少々、昔の作品ですが、感想なども入れて…。どうぞ!(う…実はいくつかの作品は、手元にないので、登場人物や設定間違いなどあったら…ごめんです…!)

ジェシーの背骨
「トラッシュ」の短編版(?)じゃないか…前編のような作品ですね。私は「トラッシュ」も好きだけど、この本の方がより一層好きです。
別居中の男(恋人)のところに住むことになった主人公。男、子持ち。ジェシー。悪魔なのかってくらいに、最初は憎たらしいような…子供だから解るような…。「この子の背骨は何で出来てるんだろう?(憎しみ?)」って主人公が思うくらい。本当の母の前では、とても気のきく子ってとこ、なんか、なんとも言えなかったが…。
特にこの不思議な三人で一緒に遊園地へ行く場面は興味深かった。主人公が男に甘えれば甘えるほどに、ジェシーも男…父親…に甘える。取り合い?また、最初のジェシーの嫌がらせは主人公を精神的に追いつめるものだったのが、時を重ねる毎に肉体的な子供ぽい嫌がらせに変化していく…。リアル。
最後のジェシーと主人公が、部屋の窓から火事を見物する場面。ジェシーは火事を早く見たいと主人公をせかす。その時に自然に主人公の手を取る。「私はこんな風にあんたに扱ってほしかったの。ただの女として扱ってほしかった」ってとこも印象深かったな〜。

蝶々の纏足 蝶々の纏足 ( 著者: 山田詠美 | 出版社: 新潮社 )
これは女(の子)同士の関係。詠美さん、男女間だけでなくて、女同士を描くのも鋭い…。いわゆる大人な年齢な人とチビッコ受け(?私には昔の「ぶりっこ」って言葉が思い浮かんだが…)する女の子と、チビ時代は今一つパッとしない女の子同士が家が近所だったから、何故か仲良くなるのだな〜。なんか…ちょっと自分のこと思い出して自己嫌悪じゃった…。意外にもわたしゃ、小学3年生以来(ま、いろいろあんねんて)、何故か優等生になってもうた。勉強優等生やなくて、生活態度優等生。ただし…学校内限定…。二重生活ってやつ。中学からはそんな自分が嫌で変わったけどな。
話が逸れてしまったが…。最初のうち、このぱっとしない主人公は、優等生な友達に憧れのようなものを抱くが…。成長したのだった…。いろんなことが見えてきてしまった訳だ…。よくある女の子同士の話でもあるが…、詠美さん流である!高校生にもなると立場(?)が逆転するような感じだ。興味ある方、ぜひ読んでみて下され!

風葬の教室
かなり初期の作品。いじめられっこな主人公が小学生にして、媚び…というとなんか印象良くないが…異性を引きつける力を持ち始め、しかも意識的にそれ、やってのける根性(あ、根性って詠美さんらしくないのぉ〜)!…なんて、くどくどしいこと書かねど…読んで下され(そればっかしかい!!)!最後の流し雛のようにいじめた子の名前を書いて川に流したい、って…。風葬だ。葬儀。自分の中だけでいじめっこを殺す。恐ろしいが…哀しくせつないわ…(だが、好きなのだ!)。

せつない話1、2
これは詠美さんの作品集でなく、詠美さんが編集の作品集(詠美さん作品もあり)。ちょっと1と2がごっちゃになってるが…。私が好きなのは、特に有島武郎「一房の葡萄」、W.M.ケリー「雪かき」。有島武郎は有名だな〜。「先生の白い手はもうない」って…。「死んだらみんな、いい人だ」…これ、アメリカの黒人差別をちょっぴり描いたりもしてるが(この作家の別の本も読みたいが…ないのだが…)。他には…デヴィッド・レービット…この方はゲイだな。お母さんとのゲイ青年の関係…最後のゲイ・パレードでの青年と母親…むー…。ブローティガン。整体師が客をマッサージしている間に、その客の体の中へ入ってしまいたい…ってとこ…印象残った。この方もゲイらしいが、プロフィール読むと父親が牧師だったようだ…それ自体が、もう…。

その他…たくさんあるな〜。
「晩年の子供」子供ばかりが主人公。「海の方の子」が良かったな〜
「色彩の息子」色も一つのテーマ。これはいろんな人間の愛憎しみ。
「トラッシュ」「ジェシーの背骨」を書いてしまったので…。私の以前は聖書だった。


 あとほんとたいがい詠美さんの書いた本には、はまってしまうのですが、どうやら詠美さんは「作家として読者を意識して書く本」と「自分のために書く本」を分けてらっしゃるとか…。私はどちかといえば「自分のために書いた本」という方へ特にはまる確立が高いです。
 よく詠美さんが使う言葉であり、やはり詠美さん自身もジャズやブラック・ミュージック・ファンということもあり…「スタイル」(マイルス・デイヴィスもよく使います、この言葉は)という言葉。とても好きだ。日本語に訳すとなんだろうか? 「姿勢」だろうか? 物事に対する姿勢。それがはっきりと作品に出ているところが、はまるのかな?
 書いてみて判明したが…わたしゃ、読書感想文って下手やの〜。まあ、文章自体を書くことも下手であるが…。読んだことない方にとっては「なんのこっちゃ??」って感じかもしれないです…。だからーーー、ぜひに読んで下さい!!お薦め作家です(好き嫌いがものすごくわかれるのだけど…)

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